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調理師に告ぐ

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2004年 11月 21日

営業2

続き。

品質がそこそこなんだったら、安い牛乳を買う。
名前でお金がとれるんだったら、多少高くてもいいものを買う。

これがお店のスタンスであろう。

そして、当店のような個人店はどのようにして売り上げを上げていくかというと、地域密着がスタート時点では欠かせない。
 故に近くのお店で牛乳などを買うのは結構なポイントになるのだ。
毎日買いに行き、顔を売り、そのスーパーや商店の人たちにも当店に来てもらう。
これが、地道な当店の営業活動だ。

ではタカナシからとったときに、彼らは当店にくるだろうか?

90%こないだろう。

そこで思うのだ。

タカナシから牛乳を仕入れてもしょうがないと。

ただし、2日にわたる否定的な意見をこえてまで、取ろうと思わせることは可能か?

答えはイエス。

ステップ1、人間性をアピールすること。
(誠実さや、暖かさを与えること。)
ステップ2、その店で食事なり、すること。
ステップ3、その上で、そのお店にあった企画を出せること。
(もちろん同業他社の製品もリストに入れた上で)

この3ステップでその店の営業が成功する確立は、80%以上だろう。
すべてをとってはくれなくても、一部を取る可能性は高い。
その風穴から、せめて行けばよいのだ。

企画書も持ってこず、当店の食事もわからず、人間性もアピールせず、パンフレットだけ私に来る営業が飲食業界にどれだけ多いことか。
そして自社の製品が一番優れていると、とうとうと語る。

はっきり言って時間の無駄だ。

その仕事、その瞬間に命をかけて欲しい。
少なくとも我々は、その営業の話を聞くことによって、帰るのが夜中になるのだ。
ある意味命を懸けているに等しい。

わかったら、出直して来い。

by dekajake | 2004-11-21 01:37


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